インジーニアス






女房と畳は新しいほうが良いなんて封建時代のコトワザがありまして、現代では恐らくほとんど使われることも無いそのコトワザを思い出したのは何も妻に対してすごく不満があるからではなく、畳が古くなったからでもありません。中古のボドゲ、皆様はイケル派ですか、新品じゃなきゃダメな派ですか。

私が唯一所持する中古のボドゲはインジーニアスです。インジーニアスは直近で新版が出たとか出るとか聞きますが私が購入したのは2015年秋のゲムマでした。

その時4,000円で売られていたインジーニアスには、ゲムマの終了時刻が迫っていることもあってか3,500円の手書きの値札が貼られていました。私はその頃、妻に勝てるパズル的ボドゲを探していたこともあって、ついその商品を手に取りました。すると売り子の男性が言います。そいつぁ如何ですか。お買い得ですよ。何を隠そう私はボドゲも漫画もCDも新品派、中古は買うつもりがなかったので冗談気分で2,000円なら買いますといいました。男性は、へ?って顔して、もう一人の売り子のボス的な方に小声で相談したあと、私に特別で2,000円でいいですよと言いました。

ここまで言われて、買いませんとは言えません。私の両手にはその日のゲムマ戦利品が紙袋一杯に詰まっていましたがそのインジーニアスを購入することにしました。 おかげで財布の中身は小銭を残して本当にすっからかんになりました。

後日、自宅でインジーニアスのシュリンクを破り、箱を開けるとそこには少しだけ使用感を感じるボードとタイル、でもそこまで中古らしさは気になりません。

早速妻と勝負して、あっさり負けました。2回連続で遊んで両方とも負けて、このままじゃ眠れないと妻に懇願し再々戦、3回目も負けました。私が新品を好む理由は色々あれど良い買い物をしたなぁと思いました。これが新品で購入していて3回連続で妻に負けていたらと思うとそれはもうゾッとします。

旦那もボドゲも新しいほうが良い。そんなこと言われないように今日も頑張りたいと思います。パズルゲームでは妻には勝てそうにありません。