それはオレの魚だ!


それは駄目だ。私を含めた日本人が使うことが苦手な言葉の1つです。

例えばボドゲカフェ、隣の卓でお店の備品であるボドゲで遊んでいらっしゃる方々がポテチの海苔塩味パーティサイズをパーティ開けでみんなで鷲づかみで食べていたら、お店の部外者であり、そのメンバー達とも面識が無い私にはそれは駄目だと言い辛いと思います。

例えばそのお店のルールでお菓子の持込禁止と書いてあれば私は声を大にしてそれは駄目だと言うでしょう。しかし、お菓子はいいけどポテチは駄目というルールのお店でとてもお腹を空かせた美少女達がとても盛り上がりながらボドゲをしつつケンタッキーのリブやキールを皆で幸せそうに鷲づかみで食べていたら私はそれでも駄目だと言えるのでしょうか。

本当にルールとマナーは難しい。例えば我が家でボドゲ初心者の方とボドゲを遊ぶ時に事前に私がポテチは駄目と伝え忘れていて、訪れた人がポテチを持ってこられたら、私はそっと割り箸と取り皿を差し出すでしょう。それでもその方が手づかみで食べようとしたらおしぼりを差し出して、ボドゲする時は手を拭いてね(はーと)と言うと思います。

しかししかし、その相手がアンジェリーナジョリーとか吉高由里子だった場合はどうでしょうか。きっと私のことだから、どうぞどうぞと好きなように遊んでもらって、油でベタベタになったボドゲのコンポーネントをラップで包んで宝物にするかもしれません。

ボドゲのルールとマナーは難しい。すべてをルールにするならばトラブルは減るでしょうが初心者の敷居を高め、すべてをマナーで片付けるにはボドゲの知名度はまだまだ低すぎる。

それはオレの魚だ!を購入した昼下がりに新橋駅前SL広場の道路を挟んだ満員の喫茶店で、タイル抜きだけじゃ飽き足らず、2ゲーム遊んだ私がマナーを語るには、もう少しボドゲの経験より人生経験が必要だと思います。

それはオレの魚だ!はとても面白いボドゲです。詳しいレビューは他サイト様をご参照ください。